皆さんご存知ですか?
なんと歯を失う原因の約87%は虫歯と歯周病なんです。
そして、虫歯も歯周病も、風邪と同じ細菌による感染症です。
美味しいものを食べれてしっかり話せる健康なお口でいるために、虫歯がなぜできるのかしっかり把握して、毎日のお口のケアを行っていきましょう。
ほとんどの方が常在菌のように持っている虫歯菌ですが、実は赤ちゃんは虫歯菌を持っていないのです。
多くの場合、小さい頃の食べ物の口移しなどによる母子感染が非常に多く、成長する過程で虫歯菌に感染してしまっているのです。
虫歯とは、虫歯菌によって作り出された酸により、歯が溶かされてしまう病気のことです。
酸で歯が溶けることを「脱灰」、溶けたエナメル質を修復する能力(自然治癒力)を「再石灰化」と言います。私たちの口の中では、ずっとこの脱灰と再石灰化が繰り返されています。
食事の後は、虫歯菌がもっとも活発になる時間帯です。
食物に含まれる炭水化物や砂糖を原料として、ネバネバした「バイオフィルム」という歯磨きでは落とせない物質を作り、その中で酸を作り出し始めます。
お口の中がずっと不衛生なままだと再石灰化が脱灰に追いつかず、酸によって歯が溶けてしまいます。
虫歯になりにくい方は、これら脱灰と再石灰化のバランスが良く取れているのです。
例えば、長い時間だらだら食いや間食ばかりしている方は、脱灰の状態が長く虫歯が進行しやすい環境になります。
- 虫歯の進行
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CO:初期虫歯
歯の表面が浅く溶け、白く濁って透明感が無い、虫歯直前の状態です。
フッ素塗付やブラッシング指導などで再石灰化を促します。
歯は削らずに自然治癒を目指します。C1:エナメル質の虫歯
表面のエナメル質が溶けて虫歯が始まった状態です。
エナメル質には神経がなく、自分で発見するのは困難です。COと同様に正しいホームケアを行っていただき、虫歯の進行を抑えられれば削らずに済みます。
C2:象牙質の虫歯
虫歯が進行して象牙質まで達しています。
象牙質はエナメル質より柔らかいため虫歯の進行が早く、進行するにつれて歯がしみるなどの症状が出てきます。もう削らないと治りませんので、虫歯におかされた象牙質を除去し、詰め物で修復します。
C3:歯の歯髄(神経)の虫歯
虫歯が歯髄にまで進行し大きく溶けてしまった状態です。
炎症を起こして激しい痛みにおそわれます。虫歯が歯髄まで進行してしまうと、歯髄は死んでしまいます。歯髄を除去して感染した根を無菌化(根管治療)することで、歯を抜かずに済みます。
C4:末期の虫歯
歯根だけが残った虫歯の末期状態です。
もう痛みも感じません。歯根の先が化膿し膿が溜まってしまうと歯を残すことも難しくなります。歯を残せる場合は根管治療を行いますが、歯を抜く場合はブリッジや入れ歯、インプラントによる治療を行います。
何よりも、自分は虫歯になりやすいのかどうかを知ることが重要です。
ご自分のカリエスリスク(虫歯のなりやすさ)をしっかり把握した上で、適したホームケアを行っていくことが虫歯予防への近道です。
しかし、ホームケアだけで完全に予防することは難しいですから、定期的に歯科医院で健診を受けましょう。
斎藤歯科医院では、虫歯予防のために丁寧なカウンセリングを行い、患者さんの生活習慣とお口の状態を把握し、効果的な方法をご提案いたします。
当歯科医院と一緒にお口の健康を守っていきましょう。
歯周病は歯周組織(歯を支える周りの組織)に起こる病気で、虫歯と同じく細菌による感染症です。日本人の半数が歯周病で歯を失っていると言われています。
しかし、歯茎が腫れて歯が抜けるだけの病気ではありません。
歯周病による影響は口腔内だけにとどまらず、誤嚥(ごえん)性肺炎や心筋梗塞、糖尿病、早産、低体重児出産など、重大な病気との関連性も問題視されてきているとても怖い病気なのです。
口臭が気になる、歯が浮いた感じがする、歯がグラグラするなどお気づきになりましたら、早めにご相談下さい。
歯周病は、食生活や間違った歯磨き方法、ストレス、喫煙など様々な生活習慣と関係の深い病気です。日々の口腔ケアを継続しながら悪い生活習慣を見直していくことが、歯周病予防の第一歩です。
お口の中には500種類以上もの細菌がいますが、その中で歯周病を引き起こす細菌は10種類以上いると言われています。
口腔環境が悪化すると、歯と歯肉の間にプラーク(歯垢)が増殖し、この状態を放置してしまうことで、プラークは「バイオフィルム」という膜を形成し、歯に強固に付着します。
バイオフィルムは、歯磨きでは簡単に落とすことができません。この中の強い毒素を出す細菌が繁殖し周りの歯肉を攻撃するようになり歯周病を進行させます。
このまま放置していると、歯周組織の破壊はどんどん進み、歯肉は化膿し、歯を支える歯槽骨が後退します。そして歯を支えることができずにやがて歯が抜け落ちてしまいます。
- 歯周病の進行
歯周病の治療法
スケーリング(歯石の除去)
スケーラーという器具を使用して、歯の周りのバイオフィルム(歯垢・歯石)を除去します。
強固にこびり付いた歯石は歯磨きでは落ちません。健康な歯肉の状態を維持するには歯科医院での定期的な歯のクリーニングが必要です。
ルートプレーニング(歯根面のクリーニング)
スケーリング後に行います。
歯根表面に付いたバイオフィルムや汚染されたセメント質や象牙質を除去し、バイオフィルムの再付着を防ぐため、歯根表面を硬く滑沢な状態に仕上げます。
適切なブラッシング指導
毎日の歯磨き方法をチェックし、より効果的なブラッシング方法をご説明します。
歯並びやお口の状態により、歯間ブラシやデンタルフロスの使用方法などもご説明しています。
歯周外科手術
歯周病が大きく進行してしまい改善がみられない場合には、歯槽骨の後退を抑えるために、外科的な手術で対応します。
歯周ポケット掻爬(そうは)術、フラップ手術、歯肉切除術など、症例に基づいた適切な治療を行います。
歯周病を治す生活
カウンセリングにより、患者さんの日常生活・習慣をお聞きし、歯周病を治していくために良いこと、悪いことなど、改善すべき内容についてご説明します。
特に喫煙は、通常の3倍も歯周病になりやすいと言われています。喫煙を取るか健康を取るか、そろそろ考えてはみませんか?
定期検診
当院では、患者さん一人一人に適した予防プログラムをご提案しております。
出血や腫れだけでなく、歯がグラグラしてきているようならかなり進行していますから、歯科医院でしっかり定期検診を受けて、歯周病対策を行いましょう。
定期的に歯科医院でチェックを受けていただくことで、日ごろのケアの修正点をお伝えできますし、歯のクリーニングを行って、再度、歯周病予防のスタートを切りましょう。
顎関節症
顎関節症とは、「顎が痛い」「顎がカクカク鳴る」「口が開けにくい」などの症状のことで、歯並びや噛み合わせなどで顎に負担がかかることにより起こります。
原因も症状も幅広いので、噛み合わせの治療やマウスピースによる治療など、様々な組み合わせの診査、治療を行います。
親知らずなど埋伏歯の抜歯
親知らずや、歯肉に埋まっている埋伏歯などの抜歯を行います。
生活に問題がなければ抜く必要はないのですが、虫歯や歯肉の炎症、噛み合せのズレなどの影響を起こす場合がありますので、可能であれば抜歯をお勧めしております。
小帯切除術
上唇の裏にある唇と歯茎をつないでいる「すじ」のことを小帯と言います。
幼児の場合、小帯が長すぎてすきっ歯の原因になっていたり、短いために歯磨きの邪魔をしていたりする場合に、小帯の切除を行います。
すぐに治療するわけではなく、改善が難しいと判断した場合に治療を行います。
歯根のう胞の摘出
歯の歯根の先端部に、歯根のう胞という袋状の病変が発生することがあります。
痛みなど自覚症状が出にくく、治療前のレントゲン撮影で発見されることが多くあります。
外科手術で摘出しますが、状態によっては抜歯することもあります。
斎藤歯科医院の小児歯科は「予防」を中心とした歯科治療です。
お母さんがお子さんの虫歯になりやすい場所を知っておけるように、また、お口の状態やご家庭でのケア方法のご説明など、子育てを応援する治療です。
当歯科医院の目の前にはスーパーアルプスがあり、多くのお子様が来院されます。お子さんが怖がることのないように、丁寧に優しくお子様に接するように心がけております。
お子さんにとって歯医者は怖いところかもしれません。しかし、定期健診でしっかり虫歯予防を行っていれば、もし虫歯になっても早期治療ができ、お子さんの負担は軽くなります。
歯医者嫌いのお子様の治療もお任せ下さい。
様々な予防方法
歯磨き指導・仕上げ磨き指導
年齢によって歯磨き方法も変わってきますので、歯科医院で最適な磨き方を教わりましょう。
また、歯磨きは毎日の大切な習慣ですので、無理強いをせず、余裕を持ってスキンシップのつもりで始めていきましょう。
- お口に合った小さめの歯ブラシを使いましょう。
- 鉛筆を持つように持って、歯の表面に平行に当てて、弱い力で小刻みな横磨きが最適です。
- 歯と歯の間や歯と歯茎の間、奥歯などは、特に丁寧に磨いてあげましょう。
- 力の入れ過ぎは歯や口の中を傷つける恐れがあるので注意してください。お話ししながら優しく楽しく磨いてあげましょう。
フッ素塗布
フッ素には再石灰化を促進させ、虫歯に強い歯質を作る性質があります。
1回のフッ素塗布だけでは高い効果は期待できない場合が多いですので、定期健診でフッ素塗布を行い予防効果を高めます。
フッ素は海産物や農作物・お茶などにも微量ながら含まれています。過剰摂取しない限り問題ありませんのでご安心ください。
シーラント
シーラントは虫歯になりやすい奥歯(臼歯)の溝を、レジン(プラスチック)を埋め込んで虫歯予防する治療法です。
特に虫歯になりやすい奥歯(六歳臼歯)は磨きにくいため大変有効です。
しかし、フッ素と同様に定期検査は欠かせません。
虫歯予防のためにシーラントがしっかり機能しているか確認することが必要です。
子供の定期健診
子供のお口は成長にともなって、歯が生えたり生え変わったりと環境の変化が激しく、状況・環境によって虫歯のできやすい場所が異なります。虫歯の進行も早く、管理を怠った途端に虫歯が進行してしまったりします。ですから、予防はもちろんですが、歯並びや噛み合わせなどの診査も必要になってきます。
定期健診で口腔内の状態をしっかりと把握し、それぞれの年齢に合った予防法を受けていきましょう。
審美歯科はただ歯を白く、見た目をキレイにするだけの治療ではありません。口元の美しさを追求しながら、歯並びや噛み合わせを改善し、「良く噛める」といった機能を追及した歯科治療を言います。
しかし、詰め物や被せ物をするのなら、「目立たなく、白くしてほしい。」とご希望の方も多くいらっしゃるのですが、現在の保険診療ではそこまで考慮されていません。
保険では扱えない上質な材料とテクニックで、ご満足いただける治療をご提供いたします。
オールセラミッククラウン・インレー
歯本来の透明感にもっとも近い、セラミック(陶材)を使用した修復物です。
金属を全く使用していないので、金属アレルギーはもちろん、歯肉の黒ずみが起こりません。
長期の使用にも変色がなく、前歯の修復に最適です。
ハイブリッドセラミッククラウン・インレー
セラミックとレジン(プラスチック)を混合した素材です。
セラミックの硬さとレジンの柔らかさで、自然の歯に近い噛み心地を再現できます。
金属アレルギーの心配もありません。
メタルボンドクラウン
金属のフレームにセラミックを焼き付けたクラウンです。
金属の強度と、自然の歯に近い透明感を持っていて変色もほとんどありません。
前歯はもちろん大臼歯やブリッジにも使用できます。
ホワイトニング
どんなに毎日歯磨きしていても、白い歯にすることはもちろんですが、白い歯を維持することもできません。ホワイトニングを行うことで、歯を削ることなく薬剤で歯を白くすることができます。
歯の変色は、コーヒーやタバコなどによる外因性の着色と、年齢にともなった黄ばみ、エナメル質に沈着した色素などによるものです。 これらの汚れ・黄ばみは、ホワイトニングで漂白することができます。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯科医院で製作した専用のマウストレーに漂白ジェルを入れて、日中または就寝時に毎日装着します。通常2〜4週間程度の期間をかけてゆっくり行います。ホワイトニング効果が出るまでに時間がかかりますが、歯の透明感や白さが後戻りしにくく長持ちするのが特徴です。
矯正治療は、不揃いな歯並びや噛み合わせに対して、ワイヤーなどによる人為的な力で、歯を移動させたり、顎の骨に変化を起こすことで噛み合わせを良くし、見た目だけでなく、機能的に良く噛める歯並びにする治療です。
大人の方でも歯並びがコンプレックスになっている方は多くいらっしゃいます。小さい頃から整えていくことで、負担を最小限に抑えることができます。
- 食べ物がうまく噛めない。(咀嚼機能障害)
- 歯が磨きにくく虫歯や歯周病になりやすい。
- 言葉がはっきしないため聞き取りにくい。(発音障害)
- 歯磨きしにくいため汚れが残り、口臭の原因になる。
- 口元が気になる。手で隠すクセがつく。(心理障害・コンプレックス)
など、様々な影響が懸念されます。
きれいに整った歯並びは美しいだけでなく、正しい噛み合せによる健康の増進と消化を助けます。そして、何より心理的な面において自信を持つことができ、物事に対して積極的な意欲が湧いてきます。
子供の場合にも同じことが言えます。
子供も成長するにつれて、外見の美しさに敏感になってきます。整った歯並びと容姿は、お子さんに明るく積極的な性格をもたらしてくれるでしょう。
- 様々な不正咬合
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出っ歯・上顎前突
上の前歯が極端に前に出ている状態。日本人に比較的多くみられる症状です。
反対咬合(下顎前突)
下の前歯が上の前歯より前に出ている状態。受け口ともいい、横顔がしゃくれたように見えたりします。
すきっ歯・空隙歯列(くうげきしれつ)
歯と歯の隙間が開いていて、食べ物がはさまりやすかったり、隙間が目立ちます。
過蓋咬合(かがいこうごう)
上の歯が下の歯に深くかぶさっている状態。顔が短く見えたり、歯の接触で大きく損傷してしまうこともあります。
乱ぐい・叢生(そうせい)
歯が重なり合い凸凹の状態。八重歯や乱ぐい歯ともいい、歯磨きが難しく虫歯や歯周病へのリスクが大きいです。
開咬(かいこう)
前歯を閉じても噛み合わず隙間があいてしまう状態。食べ物によっては噛み切れないこともあります。
交叉咬合(こうさこうごう)
歯の噛み合わせが部分的に反対になってしまっている状態。顔が歪んだり(非対称)、食いしばりができない方もいます。
◆子供の場合
乳歯と永久歯が混在している時期には、2回に分けて矯正治療を行います。
歯並びが悪くなる傾向が見られる場合、歯がきれいに並ぶように顎を拡大する第1期治療(顎の矯正治療)を行ないます。5歳〜8歳頃から行うことが多いです。
一般的には、第1期治療の終了後に永久歯に生え変わるまで待ち、状態を診てから第2期治療(歯の矯正)を始めます。ワイヤーなどで2年間ほどかけてじっくり治療を行います。
◆成人の場合
顎や歯の状態が安定しているので、いつでも矯正治療を始めることができます。しかし、逆に言えば顎の拡大などは難しいため、歯を抜くなど外科手術が必要な場合もあります。
年齢とともに歯が動きにくくなるので、早期治療をお勧めしますが、40歳、50歳でも矯正は可能ですので、お気軽にご相談ください。
一般的に言われている治療期間は1〜2年ほどですが、もちろん個人差があります。
そして歯並びを整えた後は、歯は必ず元の場所に戻ろうとしますので、その動きを抑え、歯と顎を安定させるために、1〜2年の保定期間が必要になります。
保定期間では、保定装置をお口に装着して矯正治療後の状態を保ちます。
長期間かけて整った歯並びです。2度目の矯正治療を行わないためにも必要な期間です。
マルチブラケット法
矯正治療の中で最も一般的で頻繁に行われる治療法です。
それぞれの歯に金属(ブラケット)を接着し、ワイヤーを通して力を加え歯を動かします。比較的安価で、安定した矯正を行うことができます。
治療し始めはどうしても痛みや違和感がありますが、数日経過することで慣れてきます。
また、矯正期間中は歯磨きがしにくいために磨き残しをしがちです。当歯科医院では、矯正中の歯磨き指導を行い専用の歯ブラシもご紹介しています。
当歯科医院では、毎月1回、広島より矯正専門医を招いて矯正治療を行っております。
お口の中はとてもデリケートです。
歯が1本ないだけでも噛み合わせ全体が悪くなり、身体に影響を及ぼしてきます。
「歯周病で歯を失った」「そして抜けたままになっている」「入れ歯が合わない」「入れ歯とわかって恥ずかしい」という方にインプラントはお勧めです。
インプラントは噛み心地が天然歯に非常に近いため、「第二の永久歯」と言われる程です。
インプラントは抜けてしまった天然歯の代わりにチタン製の人工歯根を埋め込み、その歯根の上に歯冠を装着し噛めるようにする治療法のことです。
インプラント治療によって、自然な見た目と今までのように「噛む」「話す」といった機能を回復させることができます。周りの歯にも負担は一切かかりません。
私達は普段から当たり前のように噛んでいますが、歯が1本、2本ないだけで満足のいく食事ができなくなります。
噛めないことは、「筋力の衰え」「脳血流の悪化」「記憶力の低下」などの様々な症状へと繋がります。インプラントで、咀嚼機能を維持し、いつまでも健康で楽しい生活を送りましょう。
当歯科医院では、コストと治療のしやすさの面で優れたAQBインプラントを使用しております。
AQBインプラントは純チタン製で、表面には高純度の再結晶化ハイドロキシアパタイトが非常に薄くコーティングされています。これにより他のインプラントに比べ生体親和性が高く骨との結合が早いのが特徴です。
また、当歯科医院では、1回法で治療しておりますので、治療期間のみならず、患者さんの精神的な負担も軽減します。
- インプラント 1回法
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インプラントを顎の骨に埋め込んだ後、頭の部分を外に露出させておきます。そして、インプラントと骨の結合後に人工歯を装着します。外科手術が一回で済みますので、患者さんの負担は少なくなります。
早い方ですと、約1〜3ヶ月程度で治療が完了します。
インプラントは、患者さんの顎の状態を確認しながら、無理の無い治療計画を立てなければなりません。必要に応じて、3D画像が撮影できる外部の専門施設へレントゲン撮影に行っていただいております。
ソケットリフト法
上顎へインプラント治療を行う際に、顎の骨の量が足りず、手術が困難な場合に行います。
上顎の上には鼻の奥へと広がる上顎洞という空間があります。骨が吸収され骨幅が少なくなった時に手術を行ってしまうと、インプラントが上顎洞を突き抜けてしまいます。
ソケットリフト法は、専用の器具を使用し、上顎洞の底部の骨を押し上げながら骨補填剤を充填することで、手術可能な骨幅まで再生させます。
「使用中の入れ歯に不満」「ガタガタして痛い」「噛める入れ歯がいい」「インプラントには抵抗がある」などとお悩みの方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
入れ歯には、総入れ歯、部分入れ歯があり、保険診療、自費診療によっても機能、費用共に大きく異なります。
当歯科医院では、カウンセリングをしっかり行い、患者さんにとって最良の入れ歯製作を行っております。
保険の入れ歯
これら保険の入れ歯は、機能性では劣りますが、噛むという入れ歯の基本的な機能については変わりません。自費診療と比べ、コストパフォーマンスに優れた入れ歯と言えます。
保険の総入れ歯
歯を全て失ってしまった場合、歯茎(顎堤)全体で支える総入れ歯を勢作します。
保険の総入れ歯は、レジン(プラスチック樹脂)で製作しなければなりませんので、強度を保持するために厚みが出ます。
ぴったり感や食べ物の温度の伝わりやすさ(熱伝導性)に劣ります。
保険の部分入れ歯
保険の部分入れ歯は、レジンの土台(床)にプラスチックの歯を並べたものです。
クラスプ(金属のバネ)で周囲の歯に固定しますので、審美性には劣ります。
バネをかける歯が悪くなると入れ歯を固定できなくなりますので、残っている歯のケアが大切です。
自費の入れ歯
金属床義歯
入れ歯の土台部分を金属で製作した入れ歯です。
厚さ0.5mm程度と非常に薄く作る事ができるため、コンパクトで違和感が少ない上、耐久性のある入れ歯になります。
使用する金属も、チタン合金、白金加金合金などを使用することができ、アレルギーが心配な方でも安心してご使用いただけます。また、調整や歯を増やすことも簡単に行えるため、長期間の使用に最適です。
食事の温度を感じることができ、発音も良く、会話を楽しむことができます。
磁性アタッチメント義歯
支えとなる歯にキーパー(磁性金属)を取り付け、入れ歯側に小型の磁石をセットした入れ歯です。強力な磁力でガタつきが少なく、密着感の高い入れ歯です。
装着、取り外しも簡単でお手入れもしやすく、磁力の強さもすぐに調節できるので、長期的な使用が可能です。
部分入れ歯、総入れ歯にも適用できます。
ノンクラスプ義歯
部分入れ歯のクラスプ(金属のバネ)のない入れ歯で、入れ歯と歯茎の境目がわかりにくく、とても審美性に優れた入れ歯です。金属のバネを使用しないことで、残っている歯にも負担をかけません。
軽くて柔らかく、弾力性があり、落としても割れにくい性質があります。
スポーツには怪我はつきものですね。
スポーツにもよりますが、選手同士の接触、ボ−ルがぶつかる、拳が飛んでくるなど・・・数多くの危険が伴います。
軽い怪我で済めば良いのですが、顔やお口に大きな怪我を負ってしまったら、費用はもちろん、長期間体に負担がかかることになります。
マウスガードを使用することで、これらの怪我を防ぐ効果が高くなります。
マウスガードは、弾力性のある素材でできた口の中の保護器具のことで、衝撃から「口や顎の怪我」「脳震盪(のうしんとう)」などを防止するだけでなく、歯を食いしばることで、バランス感覚の安定と身体能力、筋力の上昇が期待できます。
最近では、野球、サッカー、スノーボ−ド、ラクロスなど様々なスポーツで使用者が増えてきています。
- 歯と顎関節の保護
歯と顎の形に合ったマウスガードにより衝撃を緩和させ、歯や顎、口の周りのケガを防ぎます。 - 脳震盪(のうしんとう)の予防
脳震盪は一度起こしてしまうと、起こりやすくなってしまいます。
アメフトやラグビーなど、歯を食いしばることで、衝撃ら脳の揺れを軽減させます。 - 顎の骨折の予防
マウスガードのクッションにより、衝撃の強さを分散させます。 - 顔面・口腔粘膜の保護
オーダーメイドのマウスガード
当歯科医院で作るマウスガードは、完全オリジナル「オーダーメイド」で製作しております。
ご依頼いただいた患者さんだけに最適なマウスガードをご提供することができます。
既製品と比べ、フィット感、噛み合わせ、発音のしやすさなど、多くの部分で全てが異なります。
何よりもスポーツ中の瞬発力や筋力の向上において、抜群の力を発揮します。
また、オーダーメイドの利点として、カラーリングも自由にできるので、まさに世界で一つのマウスガードができ上がります。
「介護を受けている」「体が不自由である」などの様々な理由で通院できない患者さんのために、ご自宅や施設に訪問し、歯科治療を行っております。
自力でお口の清掃が困難な方、入れ歯が合わない、歯が痛いなどでお悩みの方、またはご家族で気になる場合には、お気軽にお電話ください。
定期的な口腔ケアは「食べる = 生きる」ために、とても大切です。
- 入れ歯の作製・調整
ゆるくて落ちてしまう義歯や、痛くて咬めない義歯、粘膜との間に食べ物がはさまってしまうような義歯の修理調整。場合によっては新しく作ったりします。 - 虫歯の治療
通常の歯科診療と同様に、詰め物や被せ物の治療を行います。 - 歯周病の治療
歯石の除去、歯のクリーニング、ブラッシングなどを行います。 - 口腔ケア
主に口腔内の清掃をします。長期間口腔内が汚れたままですと、誤嚥性肺炎を引き起こす原因になりかねません。 - 摂食機能訓練
しっかりと噛んで(咀嚼)飲み込める(嚥下)か診査します。これができなくなると食事がしにくいだけでなく、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性があります。
- 訪問歯科の治療手順